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2023 First buying trip #2
Buying Tripアメリカと一言で言っても、東西南北それぞれに地域の歴史や文化がある。地図上ではぼんやりとしか感じられないが、言うまでもなく時差もあるし、多様な人種や宗教、考え方、生活など、あげればキリがないが、それらが入り混じっている。こんなにごちゃ混ぜなのに、よくうまくやっているものだと日本が基本的な生活圏の私からすればいつまで経ってもそう思わずにはいられない。
好奇心が先行して失敗も多いが、それがあるからこそ様々な場所を訪れることができる。特定の地域によって出会える洋服はもちろん、地域独自の特色やその土地に住む人々との出会いもまた、魅力のひとつだ。
このサイトでも、私がアメリカから持ち帰ったヴィンテージやアンティークなどを今後少しずつ紹介したい。内容は私の主観が強く反映されるため、偏りがあるかもしれないが、興味があればぜひご覧いただけるとありがたい。ひょっとするとその中には、新しい発見や出会いがあるかもしれない。皆さんの日常にちょっとした喜びや充実感を提供することが叶うかもしれない。私自身もそれらの中からなんとも言葉では表現しづらいその独特な喜びや充実感を得ることがあるので、微力ながら皆さんともその魅力を共感、共有できれば。と、思う。より多くの素敵な出会いを皆さんに提供できるよう、このサイトが役立てば幸いだ。
では、私たちが実際にどのようなものを持ち帰ってきているのか。ヴィンテージやアンティークといったものを一括りにしても、具体的にどのようなものがあり、それ自体がそもそもいったい何なのかはおそらく想像が難しいと思う。日本全国に数多くあるショップは、それぞれ独自のコンセプトのもと、店づくりをしており、それ自体は素晴らしく、魅力的なショップが数多にも存在するが、ただ、反対にそれら内容について十分な説明や発信をしていることが少ないので、どの店がどのようなものを扱っていて、どんなスタイルなのかが分かりにくい。最近ではインターネットやSNSなどの普及により、さまざまな情報が手軽に入手できるようになったことやファッションビルや百貨店などでもヴィンテージショップのポップアップストアが登場し、比較的手軽にそれらのコンテンツを目にすることができるようになったので、以前に比べて自分好みのショップやアイテムが見つけやすくなった側面もあるがそれはあくまでも表面的な部分にすぎない。そもそもそれらヴィンテージやアンティークといったジャンルにはファッションとしての要素と同時に普遍的な価値が存在している。その時代や文化の歴史や背景、デザインの進化や流行など、時代を超えて存在している普遍的な価値だ。
1920年代のフリンジのついたドレスや、1960年代のミニスカートなどは、当時の社会的・文化的背景やファッショントレンドを反映しており、今でも多くの人々に愛されており、100年近く経過した今現在もフリンジのドレスは存在し、生活に溶け込んでいる。
スティーブ・マックイーンが着用した1950年代のレザージャケットや、ジェームズ・ディーンが着用した1950年代のリーバイスのジーンズなどは、今でも多くの人々に憧れられ、コレクターアイテムとしても高く評価されてる。ハリウッド俳優だけでなく、ロックスターやファッションアイコン、またはファッション業界の重鎮など、多くの有名人がヴィンテージやアンティークのファッションアイテムを常に愛用しており、デヴィッド・ボウイは、ヴィンテージのテーラードジャケットや靴などを愛用し、レディー・ガガも、ヴィンテージのドレスやアクセサリーを頻繁に着用してる。他にも、マドンナやカニエ・ウェスト、ジェニファー・ロペス、ブラッド・ピット、エミリー・ラタコウスキー、ケイト・モスなど、多くの有名人がヴィンテージやアンティークのファッションアイテムを愛用している。ファッション業界の重鎮としては、アンナ・ウィンターが有名で、彼女はヴィンテージのファッションアイテムを愛好しており、また、ジャン=ポール・ゴルチエやマルタン・マルジェラなど、多くの有名ファッションデザイナーたちも、ヴィンテージやアンティークのアイテムをそのコレクションに取り入れている。さらには、アンティークジュエリーも、美しいデザインや高度な職人技術、貴重な素材などが評価され、時代を超えて価値が高まっている。
話が少し脱線したが、私たちが持ち帰ってくるヴィンテージやアンティークは、素材や縫製技術のクオリティが高く、なるべくコンディションが良いもの。を心がけている。様々な視点から厳選して一点一点、妥協なく選んできているので、これは、時間や労力を要するが、それらアイテムを私たちが納得し、自信を持って提供する上で欠かすことができない重要な要素だ。
言葉だけで十分に表現することができないのはもちろん理解した上で、私たちの考えや想いをできるだけお伝えできるように努め、また、このような取り組みを続けていくことで私たちのコンセプト、アイテムの背景や魅力がより深く理解できると考えている。少しでも多くの方々に私たちが提供する様々なコンテンツに対して理解と共感をいただけることを切に願いながら。







